matsumaの構築記事

基本的にポケモンの構築記事を投稿する予定です

【レート1901】ポケモンSVレギュレーションHシーズン23シングル構築記事

【超火力サイクルイエニューラ構築】

使用構築

構築経緯

  • 前期+今期の序盤はかなり迷走しており、勝ち切るに至らなかったので、前期使われていて嫌だったパーティの研究から行った。
  • 研究の過程でイエッサン+オオニューラの並びがサイコシードギミックを用いずとも、「純粋にスペックの高いポケモンの並び」であることに魅力を感じたので、この2匹で何かできないか模索した。
  • 結果、意地っ張りA特化オオニューラの拘り鉢巻きインファイトHBヘイラッシャを崩せる(テラス未考慮、確定3発だが、2サイクル目からは受からない。詳しくは後述)ことに気づいたので、鉢巻きオオニューラを軸としたサイクル構築を組んだ。
  • 軸となるオオニューライエッサンは確定、サイクルの代名詞と聞いたことがあるママングライを採用した。次に、ママンボウは積みや身代わりに弱いと聞いたことがあるので、積みを無視しつつ身代わりに対してもある程度誤魔化せるラウドボーンを採用した。最後に、特殊アタッカーがイエッサンだけでは不安だったことと、オーニューラより速いポケモンの上を取る枠が欲しかったため、拘り眼鏡ドラパルトを採用した。

個別解説

イエッサン @ 拘りスカーフ

  • 特性:サイコメーカー
  • テラスタイプ:エスパー
  • 性格:控えめ
  • 努力値:B4-C252-S252
  • 技構成:ワイドフォース/サイコショック/サイコノイズ/マジカルシャイン
  • レギュH大出世ポケモン。当初は拘り眼鏡で使っていたが、素早さが物足りなかったことと、ドラパルトに眼鏡を譲ったことでスカーフを持つことになった。マスカーニャとサーフゴーを除いた環境上位に対して、フィールドワイドフォースが驚異的な打点となる。また、悪タイプへの交換を非常に誘いやすいため、交換際のマジカルシャインが刺さりやすく、1発で倒せない時も、スカーフで上をとって倒せる場面が幾度もあった。サイコフィールドは、ワイドフォースの強化だけにとどまらず、オオニューラが苦手な高威力の先制技(カイリューのテラス神速・イルカマンの鉢巻きジェットパンチ)をシャットアウトして一方的に上から攻撃するのにも役立った。他にもテラスサイコノイズで身代わりを貫通して高い打点を出すことができるため、不意の身代わりにも強かった。

オオニューラ @ 拘り鉢巻き

  • 特性:毒手
  • テラスタイプ:悪
  • 性格:意地っ張り
  • 努力値:B4-A252-S252
  • 技構成:フェイタルクロー/インファイト/地獄突き/蜻蛉返り
  • 本構築の軸にして主砲。このポケモンの鍵は以下に鉢巻きインファイトを通すかとも言える。A特化鉢巻きインファイトは流行のアーマーガア程度では受からず、ヘイラッシャに対しても、ヘイラッシャ交代→蜻蛉で削り→しばらくサイクル→ヘイラッシャ交代→インファイトで、テラスタルを切られなければ次のインファイトで倒すことができる。また、ヘイラッシャがフェアリーテラスだった場合、今度は効果抜群の鉢巻きフェイタルクローを合法的に選ぶことができるので、結果的にテラスを切られることはなく、ヘイラッシャ入りを崩せなかったことはなかった。また、インファイトの他にもテラス地獄突きも、H振りのラウドボーンを確定一発にできる程度には火力があり、ゴーストタイプがいるときは地獄突きを通すことを意識していた。他にも、蜻蛉返りを選んだ時に毒手で上振れたり、フェイタルクローで上振れるなどやりたい放題の活躍をしてくれた。

ママンボウ @ 突撃チョッキ

  • 特性:再生力
  • テラスタイプ:鋼
  • 性格:慎重→(生意気)
  • 努力値:H4-B252-D252
  • 技構成:熱湯/クイックターン/アクアジェット/ミラーコート
  • テンプレ型。あらゆる特殊勢に投げてクッションにしていた。時々ブリジュラスのEビームやアカツキガチグマのテラスブラッドムーン+ハイパーボイスで落ちる。オオニューラの素早さがマスカーニャよりも遅いため、熱湯かアクアジェットを凍える風に変えるのもありかもしれない。テラスは当初は、過去ルールの流用でドラゴンだったが、あまりにも使わなかったことと、テラスガチグマやクエスパトラ、イエッサンに強引にサイクルできるようにする鋼テラスに変更した。(執筆中に性格が慎重であったことが判明しました。下からクイックターンできる方が良いので、レンタルでは生意気です)

グライオン @ 毒毒玉

  • 特性:ポイズンヒール
  • テラスタイプ:鋼
  • 性格:陽気
  • 努力値:H212-D44-S252
  • 技構成:叩き落とす/挑発/守る/身代わり
  • テンプレ型その2。使い方が未熟すぎて、受け構築を降参させるポケモンと化していた。最速+挑発でほぼすべてのグライオンやに上から挑発を入れて、守る身代わりや、その他受けポケモンの行動を許さない。単体でグライオンを流すかテラスを切らせるために、攻撃技を氷の牙に変えようか迷ったが、叩き落とすで相手のスカーフを落とし、イエッサン・オオニューラで上を取る動きが強かったのでそのままにした。

ラウドボーン @ オボンのみ

  • 特性:天然
  • テラスタイプ:悪
  • 性格:図太い
  • 努力値:H252-B252-C4
  • 技構成:フレアソング/欠伸/鬼火/怠ける
  • 積み・身代わりに対するカウンター枠。特に構築単位で「相手に火力と素早さを同時に強化されること」が辛かったので、壁と組んでいるドラゴン勢などを見ると投げていた。欠伸か鬼火は、どちらかをバトン対策の吠えるにするのも検討の余地がある。調整意図は不意の地震に後出しできるようにHB特化かつオボンのみ持ち。テラスは当初はフェアリーで使っていたが、クエスパトラやイエッサンが辛かったので悪に変更した。

ドラパルト @ 拘り眼鏡

  • 特性:すり抜け
  • テラスタイプ:電気
  • 性格:控えめ
  • 努力値:H124-C252-S132
  • 技構成:シャドーボール/祟り目/流星群/10万ボルト
  • 要調整枠。HPにも振ったことで、低火力の技に対して強引に受けだししたり、気持ち打ち合いに強くなるなど恩恵もあった。相手のグライオンを確定一発にできること、オオニューラのフェイタルクローや毒手、ラウドボーンの鬼火・欠伸とのシナジーがあると考えて祟り目を採用したが、相手の引き裂きも状態異常でないと、ただ威力65で殴っているだけになってしまうので、使うことはなかった。10万ボルトは、相手のアーマーガアや飛行テラスサーフゴーを一撃で突破できるなどかゆいところに手が届く技であった反面、鋼フェアリー+ガチグマに一貫する技が無いという問題もあった。以上のことから、炎テラスの祟り目→火炎放射を推奨する。調整意図はC特化+素早さを準速マスカーニャ+4にとどめて、残りHPだが、CSぶっぱでよかった気もする。

立ち回り

  • スタンパ


    or

    基本はこの選出。ワイドフォースの通りが良ければイエッサン、そうでなければドラパルトを投げていた。先発は8割型オオニューラだったが、ママンボウがクッションになれなさそうなときは、ママンボウを先発にしていた。

  • 壁パ・ギミックパ

    @1
    積みやクエスパトラを止められるラウドボーンを選出するパターン。欠伸や鬼火で物理を機能停止に追いやる。@1の枠は基本はママンボウで、攻め手が欲しい時はイエッサンやドラパルトを投げていた。
  • 受けループ


    特にグライオン入りにはグライオンで挑発をしていた。グライオンの攻撃技が地震・地獄突きなら、交代させるかPP切れ間で粘る、叩き落とすならラウドボーンでフレアソングを押す形になる。オオニューラのテラス地獄突きがグライオンに対して守る身代わり込みで確定2発取れないので、グライオンを流せて初めて勝負ができる。グライオンに居座られた場合は、裏のハピラッシャにHP総量で勝てないのでTODで負け。

  • 上記の選出パターンでほとんどの試合を占めており、共通してオーニューラをはじめとした、「攻め手を如何に通すか」、を意識していた。また、どうしてもオオニューラが通らない、相手に対策したいポケモンが多い場合(ドラパルト+特殊+壁張り)はオオニューラを見送る場合もあった。

結果

総括

  • 一時期は50000位まで落ちていたが、なんとか勝てるパーティを見つけられて、初めての最終3桁を取れたので満足。次はエルレイドかコジョンドを使いたい。

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【レート1993】ポケモンSVレギュレーションFシーズン18シングル構築記事

 


【耐久振りスカーフコライドン軸構築記事】

使用構築

使用した構築

構築経緯

  • レギュレーションFの目玉である伝説ポケモンについて考察したときに、素早さを最低限に抑えたスカーフコライドンが、高速スカーフ勢を除く多くのポケモンに対して、火力・耐久・素早さでアドバンテージをとれる点に着目し、これを軸に構築を組み始めた。
  • コライドンが拘り鉢巻きを持てない以上、相手の受けを許してしまうため、そこを崩す(または起点にできる)ポケモンを採用することでサイクルで優位に立てるのではないかと考えた。
  • コライドンの上を取られるスカーフミラコラ及び黒バドレックスに対しては、逆に言えば、あちらも火力UPアイテムを持つことはできないので一般枠で受けながら処理することができると考察した。

個別解説

コライドン @ 拘りスカーフ

  • 特性:日緋色の鼓動
  • テラスタイプ:炎
  • 性格:意地っ張り
  • 努力値:H204-A252-S52
  • 技構成:アクセルブレイク/逆鱗/フレアドライブ/蜻蛉返り
  • 本構築の軸。ほとんどの構築に対して先発で出して、テラスタルやコライドン受けへの交換を強要しながら、蜻蛉返りで様子見する動きが強かった。また、素早さを抑えて耐久に厚く育てたことが功を奏して、等倍のメタモンの逆鱗や、A+2ザシアンの巨獣斬を耐えるなど活きる場面が多かった。副産物として、フレアドライブの反動ダメージを受けても余裕があったこともメリットに感じられた。シーズン終盤はマークも激しく、フェアリーテラスを切られることも多かったのでアイアンヘッドの採用も検討の余地がある。調整意図はA特化かつBキュレム抜き、残り耐久。

パオジアン @ ラムのみ

  • 特性:災いの剣
  • テラスタイプ:電気
  • 性格:意地っ張り
  • 努力値:H156-A156-B4-D4-S188
  • 技構成:氷柱落とし/不意打ち/テラバースト/剣の舞
  • コライドンが誘うドヒドイデカバルドンに対するメタとして用意したポケモン。毒や欠伸をラムのみで拒否しながら、剣の舞を積むことで、カバドヒドはおろか、構築によっては裏のポケモンまで破壊しつくしす。努力値は過去のルールのものを流用しているので再考の余地はあるが、少なくとも選出した試合で困ることはなかった。

ハバタクカミ @ 拘り眼鏡

  • 特性:古代活性
  • テラスタイプ:フェアリー
  • 性格:臆病
  • 努力値:H116-B124-C140-D4-S124
  • 技構成:ムーンフォース/シャドーボール/10万ボルト/ハイパーボイス
  • コライドンが誘うヘイラッシャ対策を考えていたところ、やはり特殊の高火力で殴るのが手っ取り早いという結論に至ったため、最も汎用性が高そうなハバタクカミを採用した。蜻蛉返りと10万ボルトでほとんどのヘイラッシャを倒すことができるが、守るで技を見られるのが苦しかった。また、環境に素早いハバタクカミが増えていたため、努力値も考え直す必要があるだろう。技構成は満足しているが、コライドンの誘うフェアリーテラスに対して、鋼テラバーストを打てたらおもしろそうだと感じた。

ランドロス @ 突撃チョッキ

  • 特性:威嚇
  • テラスタイプ:炎
  • 性格:意地っ張り
  • 努力値:H244-A108-D156
  • 技構成:地震/岩石封じ/嚙み砕く/蜻蛉返り
  • 本構築の万能クッション。スカーフ黒バドレックスのアストラルビットを2耐えするため、交換で出してから嚙み砕くで多くの黒バドを葬った。他にも対ハバタクカミ、ミライドン、テラパゴスなど特殊に対しては積極的に選出していた。強いて心残りがあるとするなら、眼鏡の黒バドレックスにも対応できるため、テラスタイプはノーマルの方がよかったと思う。

カイリュー @ 拘り鉢巻き

  • 特性:マルチスケイル
  • テラスタイプ:ノーマル
  • 性格:意地っ張り
  • 努力値:H68-A252-S188
  • 技構成:神速/地震/逆鱗/空元気
  • 諸説枠。ホウオウ入りに対して投げるメタとして、構築段階でXで見かけたこのポケモンを採用したが、あまりにも流行りすぎたためか、終盤は聖なる炎を打たれなかったり、裏にハバタクカミがいるかで、空元気だけで勝てる試合は多くはなかった。しかし、ミライドン入りに対してテラス鉢巻き神速の制圧力が高かったため、結局構築に居座り続けた。調整意図はHP16n-1かつ身代わりホウオウを考慮してできるだけSを高めた。

マリルリ @ ゴツゴツメット

  • 特性:力持ち
  • テラスタイプ:炎
  • 性格:勇敢
  • 努力値:H92-A212-B204
  • 技構成:じゃれつく/アクアジェット/テラバースト/アンコール
  • 本構築のラストピース。対コライドンを考えていた時に、オニシズクモやイダイトウなど試したが、身代わりやスケイルショットの起点になることがあったため、自前でフェアリータイプを持つマリルリを採用した。主な仕事はコライドンやザシアン、白バドレックスに後投げしてゴツメで削り、こちらのコライドンの攻撃圏内にいれること。ゴツゴツメットを見て剣の舞を積まれることもあったが、後攻アンコールによる起点回避が優秀だった。また、コライドンの晴れとアンチシナジーに見えることと、一見渦潮滅び型に見えやすかったためか、火力を出して普通に倒しに行く動きが強かった。特にザシアンや白バドレックスに対して晴れ炎テラバーストが読まれずに強かった。技構成に関しては、アクアジェットの枠は、瓦割り・地ならし・滅びの歌も候補になる。調整意図はHBアシレーヌを意識した配分にしつつ、トリル下で白バドレックスより速く動くため、勇敢を採用した。

立ち回り

  • 初手でコライドンを投げつつ蜻蛉返りで様子見、相手のコライドン受けを見ながら、ハバタクカミ(パオジアン)投げる。
  • ミライドン・黒バドレックスを筆頭に特殊に対してはランドロスを選出する。他2匹の選び方次第では、ハバタクカミ意識でもランドロスを投げる。
  • ザシアン・白バドレックス・コライドンに対してはマリルリを投げる。
  • お相手の構築次第ではハバタクカミが重くなることがあるので、(例えば、ハバタクカミ+黒バドレックス。ランドロスのHPをバドレックス用に残すために、ハバタクカミに後出しはしたくない)、その場合は先発をハバタクカミやランドロスに切り替える。
  • 構築全体に氷の一貫があるので、テツノツツミやパオジアンに対してはテラスタルを切りたい。
  • 毒びし(+守る)が非常に重い。火力で攻め立てるか、カイリューの空元気に頼るしかない。

結果

総括

  • レート2000には届かなかったが、自分で軸から考えた構築で、自己ベストを大きく更新できたので満足している。次は推しポケであるエルレイド・サーナイト・テツノブジンを採用した構築で戦いたい。

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